福島原発事故：衝撃の推薦文

以下は、産業評論家のXXX先生が、ご令息に送ったメールのコピーです。

ご参考になさってください。　　　　　　　手島佑郎　拝

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From: XXX

Date: Sun, 26 Jun 2011 19:17:35 +0900

Subject: 高橋啓三・手島佑郎　著　「福島第一原発事故・衝撃の事実」

　先日、君から「福島原発問題」についての良い資料がないかと問い合わせがあり、限定的なものをいくつか紹介しました。

　今回紹介するのは、限定条件なしにお勧めできるものです。

是非購入してお読み下さい。後悔はしません。

　高橋啓三・手島佑郎　著　「福島第一原発事故・衝撃の事実」

　ぜんにち出版　2011年6月23日刊　定価1400円+税

　この種の本は、高度の専門知識とそれをかみ砕いて「素人」に伝える技術、

そして優れた見識を併せ持った著者が執筆する必要があります。

　著者の一人の高橋啓三さんは、日本では原子力について屈指の専門知識を

もっておられます。東大で、2年間原子力について、それも危機管理学を講義されています。国内での実務経験は言うにおよばず、

IAEAで核査察を３年、さらに原発運転安全(特に緊急時対応）の査察担当として、

ドイツ、フランス、オランダの原発の査察をされた方です。

　もう一人の著者の手島佑郎先生は原子力の専門家ではありませんが、

深い見識に基ずく高度の常識人として、（失礼ながら）素人代表として、

高橋さんと対峙・協力されて、難しいことを(程度を落とさず）やさしく説明するという（これもまた非常に高度の）仕事を成し遂げておられます。

　本書の内容を紹介することは避けますが、目次の一部を掲げてお

きます。ちなみに、私は高橋・手島両先生の結論に双手を挙げて賛成です。

　◯　汚染地域でとれた牛乳、野菜は危険なのか

　◯　今回の原発事故は天災ではなく人災である

　◯　最大のミスとは何か

　◯　想定外の一言で許されていいのか

　◯　人類は原子力依存から逃れられるのか

　◯　想定外を想定する叡智

　ぜんにち出版という出版社は大量販売が得手な出版社ではありませ

ん。この本が、社会に対して一定の影響を与えるためには、関係者の

かなりの努力が必要でしょう。

　貴君をはじめ、皆様にも是非協力をお願いします。　XXX

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